【対談】ジャズとブンガク、朗読と演奏、 / 南博 x 大谷能生
ブンガク者がジャズをその表現に於いて取り入れる事はある意味喜ばしい事です。
弱小分野の普及に貢献しているのですから。しかしながらその表現が、ジャズを演奏するという実際の行為からヨレてしまうと、読者にあらぬ誤解を生みやすい。特にそのブンガク者が高名であればある程、ジャズをヤルという実際の行為から遠く離れた誤解を読者に与えかねない。この切り口から、実際のジャズの現場とブンガクに於けるお飾り的乖離を明らかにする事により、本筋のジャズ表現をあからさまにすることが出来るのではないか。この対談は、そのヨレ具合を検証し、読者に与えた架空のジャズ表現を探って行く試みです。この小さな文化事業に皆様、どうぞご傾聴ください。
11/15(水) open 19:00 / start 19:30 / 2000yen + drink order
APOLLO 東京都世田谷区北沢2-9-22 EIKOビルB1
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1960年東京生まれ。1986年東京音楽大学器楽科打楽器専攻卒業。
ピアノを宅孝二、Christian Jacob、Steve Kuhnに師事。 1988年 バークリー音楽大学から奨学金を得て渡米。ボストンを拠点に活動する。1991年バークリー音楽大学パフォーマンス課程修了。1990年代からは、スイス、フランス、ドイツ、デンマークなどに活動の範囲を広げ、ヨーロッパのミュージシャンと交流、ツアーを敢行。特にデンマークのトランぺッター、キャスパー・トランバーグとの親交は深く、コペンハーゲンジャズフェスティバルを含むコンサート活動、CDなどにも参加。国内では自己のグループ「GO THERE」をメインに活動、綾戸知恵、菊地成孔、ジム・ブラック、クリス・スピード、そして伝説的ヴォーカリストの与世山澄子との共演、共同製作でも知られる。
また、2008年、オフィシャルサイトに掲載していた日記が小学館より「白鍵と黒鍵の間に」として発売後、福田和也が絶賛したことで注目を浴び、2023年に映画化が決定。他に4冊のエッセーを著している。(詳しくはBOOKSの覧を参照して下さい。)生徒には元「東京事変」小沢一葉氏、シュローダーヘッズ、渡辺シュンスケ氏など多数。
大谷能生(おおたによしお) https://ja.m.wikipedia.org/wiki
サックス/CDJ/PCなどを組み合わせた演奏で、sim(w/大島輝之、植村昌弘)、呑むズ(w/T.美川、HIKO)、JAZZ DOMMUNISTERS(w/ N/K aka 菊地成孔)、蓮沼執太フィルその他多くのバンドやセッション、録音に参加。ソロ・アルバムの代表作はBlacksmoker RecordsからリリースされたJAZZ三部作(『JAZZ ABSTRACTIONS』(2012)、『JAZZ ALTERNATIVE』(2016)、『JAZZ MODERNISM』(2021))など。また、演劇・ダンス作品など舞台芸術にも深く関わる。
著述作としては『憂鬱と官能を教えた学校』(2004/菊地成孔との共著)、『貧しい音楽』(2007)、『日本ジャズの誕生』(2008/瀬川昌久との共著)、『ジャズと自由は手をとって(地獄へ)行く』(2013)、『平岡正明論』(2018)、『平成日本の音楽の教科書』(2019)、『ニッポンの音楽批評150年100冊』(2021/栗原裕一郎との強調)などなど。最新作は『歌というフィクション』(2023)書き下ろし四四万字!
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